シングルへの近道。
私の場合は練習場での練習は月に1、２回程です。
しかも一回200球程度です。 基本的には素振りしかしていません。一日100回程度の。
なぜ、これでシングルになれたのでしょうか？
それは他の人と違った練習をしているからかもしれません。
ここで私がしている練習の方法をいくつかお教えいたしましょう。
私はコレで上達しました。

・ミドルアイアンでのハーフショット（素振り）
　→ハーフショットとはグリップが腰の高さの位置まで上げて、腰の高さまで振りぬく大きさです。
　　 かといってある程度はスピードを出します。もちろん手だけで振ってはいけません。
　　 これにより、インパクト前の軌道と力の伝達力がよくなります。
　　 「地味な練習だな〜」
　　 「ありきたりな練習法じゃないか！そんなの知っているよ」
　　 なんて思っている方、いるでしょうね。
　　 しかし、世の中の何人が実際にハーフショット素振りをしているでしょうか？
　　 しかも毎回続けて。
　　 私は続けています。そして効果が出ています。教えた方々も効果が出ています。
　　 なぜなら、スウィングの一番大事な部分なのですから。言わば生命線です。
　　 トーナメントプロゴルファーのスウィングをテレビでよく見てください（後方から）
　　 バックスウィング・トップでの形やテンポなど、プロでさえ千差万別なのです。
　　 ただし、腰から腰までのクラブの動きはほぼ一致しているのです！
　　 つまり、その最重要部分を構築するための練習なのです。
　　 まさにスウィングの生命線ですね〜。

　　 反面、ボールばかり打つとスウィングが壊れる可能性が高いものです。
　　 それよりも素振りを繰り返して球筋をイメージします。
　　 そして、たまに練習場でボールを打ち、弾道や飛距離を確認すればいいのです。
　　 その時にビデオやデジカメ、携帯電話の動画や窓ガラス等でスウィングをチェックして、
　　 頭のイメージと実際のイメージのギャップを認識してください。
　　 他のスポーツ（テニス・野球・剣道等）は皆、素振りを基本としています。
　　 ゴルフの場合は初心者ほど、型も決まっていないのに球を打ちますよね。
　　 これは上達への遠回りじゃないでしょうか？

　　 ※特に下記のスタンス狭めでの往復素振りが効果的です。
　　　　もちろんハーフスウィングです。
　　　　きちんとした軌道でなければ、連続して振れません。
　　　　軌道やバランスが崩れると振れませんので、自然とオンプレーンが身に付きます。

　　 私の場合は素振りを鏡に映してスウィングします。
　　 特に正面と右側をチェックします。
　　 （鏡はたいていの練習場でも置いていますし、最近は携帯の動画でも確認出来ますね）
　　 バックスウィングやトップが自分のイメージ通りに上がっているかどうかを重点的に。
　　 頭の中のイメージと実際の動きのギャップ差を感じ取ってください。
　　 多くの人がギャップ差の大きな事に驚かれると思います。
　　 しかし、そのギャップ差と勘違いを理解出来れば上達への近道ですね。

　　 こちらも参考にしてください。→飛距離の出る方法
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　→上達する！素振り用クラブ

・片手素振り
　→これはドライバーからパターまで効果があります。
　　 軌道修正の役割もありますが、アプローチ・パターでは感性が磨かれます。
　　 やり方は片手で交互に10回ずつ３セットぐらいが目安です。この時もハーフショット気味がいいでしょう。
　　 特にアプ・パターでは片手素振り後にボールを打つと、ものすごく器用になった感じがします。
　　 朝一のラウンド前にも効果大ですよ。オススメです。

・往復素振り
　→ハーフショットや片手素振りの時に行うと効果的です。
　　 やり方は、バックスウィングからフォローまで振り終えた後に、そのフォロー位置から
　　 またバックスウィングの位置まで戻すように振ります。往復して振る感じですね。
　　 コレによりスウィングプレーンが良くなります。往復10回を１セットで結構です。
　　 それを何セットか繰り返します。
　　 スタンス幅は両足をそろえるか、少し離す程度が効果的です。

・手のひら合わせドリル
　→仕事の合間や家で簡単に出来るドリルです。クラブは要りません。お金もかかりません。
　　 使うのは両手だけです。
　　 初心者にも効果大です。　
　　 詳しい内容はこちらから

・パター上達編
　→基本的には距離感がすべてですが見落としがちな点があります。
　　 まずはちゃんと真っ直ぐ構えているかどうか？10人中8人はあさっての方向を向いています。
　　 誰かにチェックしてもらい、本当の真っ直ぐを頭と体で理解しましょう。
　　 間違ったままではラインの読みが完璧でもカップインしません。
　　 逆にラインの読み違えでカップインしてしまったら、今の読みが正しいと勘違いしてしまい、
　　 今後の上達は見込めませんしね。

　　 次に球の転がりが重要です。球の転がりが良ければ傾斜のラインもあまり曲がりません。
　　 逆に転がりが悪いと真っ直ぐのラインでも切れたりします。
　　 転がりを良くするには練習グリーンで（少し曲がるラインから打つ）同じところから、
　　 打ち方や球の位置を変えながら打ちます。よく観察してみると、打ち方により
　　 球が跳ねたり良く切れたりするのが分かります。
　　 その中で、球の伸びが良く、ラインからあまり曲がらない打ち方と球の位置を見つけます。
　　 あとはしっかり芯でヒットするように心がけます。
　　 これにより、特にショートパットが入るようになります。
　　 なぜこんな方法かと言いますと、人によって構え方からパターのロフトに打ち方、グリーンの芝質
　　 等がそれぞれ違います。
　 　要するに決まった打ち方などはなく、人それぞれのベストのポジションを見つけるためです。
　　
　　 ちなみに今の私のパッティングスタイルはスタンス幅小さめでクロスハンドグリップ。
　　 打つ時は右手で振るイメージ。

　　 芝目の読み方も参考にしてください。
　　 高速グリーン仕様！上達するパターマットはこちらから
　　アプローチ・パットの距離感が出るドリル
　

・理想のスウィング
　→私が考える理想のスウィングとは飛んで曲がらないスウィングです。（笑）
　　 どうすればいいかと言いますと、基本的には真っ直上げて真っ直ぐ下ろします。
　　 シンプルに出来るだけオンプレーンをなぞります。ただし手打ちではありません。
　　 球筋はやはりストレートに近い球筋を打ちたいですね。
　　 結局、ゴルフを楽しむには飛んで曲がらない方がいいですしね。　
　　 それとシンプル・イズ・ベストですね。
　　 それから、体の動きよりもシャフトやクラブヘッドの動きが重要です。
　　 事項で詳しく述べています。
　　 それにただ、機械のように打つわけではなく、感性も大事にします。
　　 私の場合は１００Y以内のアプローチでは振り幅よりもイメージで打っています。
　　 野球のキャッチボールをしているみたいにボールを運べればBESTですね。
　→皆さんはスウィングにおいての主役は誰だと思いますか？
　　多くの方は自分自身が主役と勘違いしているみたいですが・・・・
　　私は真の主役はクラブだと思っています。
　　スウィング中は自身の自己中心的にクラブを振るよりも
　　シャフトとヘッドをもっと意識しています。
　　あくまで自分は脇役のつもりで。主役の邪魔はしないようにと。

・ハンデ０のスクラッチプレイヤーを目指すなら
　→オンプレーンをマスターできて７０点
　 　クラブフェースを、コントロールできて８０点
　 　シャフトのしなりでスピン量を調節できて９０点
　　 自己のスウィング修正が即効でできて１００点
　　 以上の事が出来ればショットはかなり安定してくると思います。

・無駄と遠回りはしない！
　　 上達の特急便に乗車するには『無駄な事』と『意味のない練習』はしない事が大事です。
　→ 『無駄な事』はしない、とは
　　　スウィング的には効率の悪いスウィングをしない、思いつきの変則スウィングはしない。
　　　他にはアプローチに関して言えば、なるべく簡単な方法で寄せる。
　　　トラブルの時は確立の高い方の選択肢を選ぶ。
　　　たまにギャンブルショットときは成功確立５０％のときには挑戦するのもいいですね。
　→ 『意味のない練習』はしない、とは練習場でただ単に漠然と球を打つのではなく、
　　　目標を決めて球筋をイメージしながら打ちます。
　　　実際のホールをイメージするのも効果的です。
　　　１球１球が意味のある練習をしましょう。
　　　これが出来れば他の人とドンドン差がついていきます。
　　　
　　　素振りの時も球筋をイメージしましょう。　
　　　もちろんアプローチ・パターも素振りで上達しますよ。球筋と距離をイメージしてください。
　　　仮想カップを頭に描き練習すればｇｏｏｄですね。

・練習場での「ひらめいた！」
　　練習場で球を打っていると、よくヒラメキますよね？
　　例えば、『バックスウィングで右に体重を移したら上手く打てるようになった』など
　　 しかし、大抵は、この効果も長持ちしませんよね？
　 　その時に調子が良くても、また調子すぐにが悪くなります。皆さん経験おありでしょう。
　 　一体なぜなのでしょうか？
　　 それは修正の本質を理解出来ていないからです。
　　 調子の悪い時はそれなりの原因があります。
　　 修正箇所が１箇所あったり２箇所だったり、それぞれですが。
　　 『バックスウィングで右に体重を移したら上手く打てるようになった』を例にしてみます。
　　 この方（Aさんとしましょう）は万年スライスが持ち球です。
　　 Aさんはヒラメキで右に体重を移す事によりバックスウィングが窮屈でなくなったために
　　 カット軌道が修正された効果で調子が良くなりました。
　　 ミスの本質はカット軌道から来るスライスですから、効果はありましたようですね。
　　 しかし、数日後にまたスライスボールに戻ってしまいました。
　　 原因は右手に力が入り過ぎていたためにダウンスウィングでクラブが外から下りてきた事です。
　　 しかしAさんはその事に気が付かずにもっと体重を右に移して練習しました。
　　 その結果、ダフリやトップ等の新たなミスを呼んでしまったのです。
　　
　　 つまり、ミスの原因の本質が何かが理解出来なければ『ヒラメキ』も無駄な事です。
　　 もし『ヒラメキ』を感じたなら、なぜこの打ち方でミスが無くなったかをよく考えることが大事です。
　　 あとは『複数の修正箇所』に惑わされないように注意してください。
　　 １箇所の修正ならたやすく出来ますが、複数になれば修正が困難になりますので。
　　 調子の悪い時も良い時も、『なぜ』なのかをよく考えて練習してみてください。
　　

・一流プロゴルファーのインパクト
　　 プロの強烈なインパクト！憧れますよね。
　　 アマチュアはなぜかパッとしないですね。この違いは何なのでしょうか？
　　 ビデオカメラをお持ちの方はご自分のインパクト直前の型をご覧ください。
　　 注目すべきポイントは左肩より右肩が出ていませんか？
　　 しっかりとボールを打つにはインパクト直前までは右肩が左肩を追い越さないようにしてみてください。
　　 今までよりつかまった力強いインパクトに近づきますよ。
　　 一流プロのインパクトはほとんどが肩のラインがクローズかスクウェアです。
　　 また、アマチュアの多くは肩のラインが開いて当たっていますよ。　　

・独特のスウィング
　　 これもプロゴルファーの話しになりますが、一流プロでさえ、スウィングは個々違います。
　　 なにかしらの癖やタイミングをもっています。
　　 ただし、注目すべき点は体の動きは癖や個人差があっても、基本的なシャフトやフェースの動きは
　　 一定の範囲内に収まっているという事です。
　　 みなさまも、スウィングの形にあまり拘らず、もった核心的なシャフトの動きや、シャフトのしなり、
　　 フェースの向きなどチェックされてください。
　　 効果的な練習は地味ですが、往復素振りや片手打ちです。
　　 球ばかり打っても上達速度は早くなりませんよ。
　　 また、癖はその人の特徴でもありますから(^^)